静岡市議会 2006-06-03 平成18年6月定例会(第3日目) 本文
田中角栄は、日本列島改造計画を引き下げて、その持ち前のブルドーザー的な行動力と集金力とをもって強いリーダーシップを発揮し、まさに日本列島を改造したと思います。
田中角栄は、日本列島改造計画を引き下げて、その持ち前のブルドーザー的な行動力と集金力とをもって強いリーダーシップを発揮し、まさに日本列島を改造したと思います。
高度経済成長政策、日本列島改造計画によって、大井川下流域へ一大工業地帯建設計画が持ち上がり、大量の工業用水の確保の必要から計画をされました。昭和50年高度経済成長政策が破綻をして、一大工業地帯建設計画が消えた後工業用水の需要がなくなり、主に水道用水の供給の目的に変更をされてきました。近年、国や地方自治体の財政難の中で、大型公共事業に対し必要かどうかの議論がされております。
そもそも大井川広域水道は、昭和40年代の初め、静岡県の第7次総合計画と昭和47年策定の第8次総合計画で、大井川下流域と御前崎を中心とした一大工業地帯をつくるために、田中角栄の日本列島改造計画に沿った高度成長政策の一環として、工業用水確保を基本に進められてきたものであります。
やがて田中角栄の日本列島改造計画が出てくるころでありまして、昭和47年に策定された静岡県第8次総合計画をちょっと見ますと、その水利用の項で、現状と問題点を述べた後に、対策として、水利用の需給バランスは地域によって非常に異なっているので、行政区域を超えた広域的な見地から、多目的ダムの開発を促進し、上水道、工業用水道、農業用水道、養魚用水道などの広域水道の建設を進めると述べて、その具体的な事業計画として